この記事では、岐阜県の高校入試の仕組みについて紹介していきたいと思う。
概要
(岐阜城北高校)
県立の高校については、岐阜県の教育委員会によって入学者選抜試験が行われる。
選抜試験は
- 第一次選抜
- 連携型選抜
- 第二次選抜
- 通信制の課程向けの選抜
の4種からなる。
第一次選抜
「高校入試」と聞いてふつうに想像するものが、この第一次選抜である。
英語・数学・国語・社会・理科の5科目についてペーパーテストが実施される。
入試の結果は、調査書とペーパーテストの結果をもとに総合的に判断される。
両者の比率を3:7〜7:3の間に収めるように指示されているため、どちらもそれなりの重みがあるといえよう。
なお、美術科や音楽科ではもちろん実技試験も行われる。また、学校によって面接が実施される場合もある。
連携型選抜
連携型選抜は、聞いたことのある人は少ないかもしれない。次のようなものである。
揖斐高等学校、郡上北高等学校、八百津高等学校、飛驒神岡高等学校において、それぞれが連携する中学校を平成31年3月に卒業する見込みの生徒を対象として実施
岐阜県教育委員会「平成31年度岐阜県立高等学校入学者選抜について」より
一部の高校で、連携している中学から生徒を別枠で募集するというものである。
第一次選抜とは異なり中学校が指定されているため、その中学に通っている生徒は連携型選抜を選んだ方が合格しやすいことになる。
第二次選抜
第二次選抜は、第一次選抜および連携型選抜の合格者に帰国子女を足してもなお、定員に満たない高校において実施される。
面接による選抜だが、場合によっては学力検査や小論文を課すことがある。
美術科・音楽科では実技試験が実施される。
通信制の課程向けの選抜
華陽フロンティア高等学校、飛驒高山高等学校の2校は、県立の通信制高校である。
他の高校とは異なる日程で試験が行われる。
日程まとめ
例として、2019年度の入試日程を示しておく。
出願日 | 検査日 | 合格発表日 | |
第一次選抜 | 2月18日〜2月21日正午 | 3月7日 | 3月14日 |
連携型選抜 | 2月18日〜2月21日正午 | 3月7日、3月8日 | 3月14日 |
第二次選抜 | 3月15日 | 3月19日 | 3月22日 |
通信制の課程向けの選抜 | 3月4日〜3月25日の指定日 | 3月27日 | 3月28日 |
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