この記事では、岐阜県高校入試の英語について解説していく。
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大問構成・配点
大問 | 配点 | 内容 |
第1問 | 27点 | リスニング |
第2問 | 12点 | 小問集合 |
第3問 | 12点 | 長文読解 |
第4問 | 25点 | 長文読解 |
第5問 | 8点 | 整序 |
第6問 | 16点 | 英作文 |
大問別解説
第1問
リスニング問題。
前半は短い英文を聞き、4つの選択肢の中から正解を選ぶ問題。後半は長めの英文を聞き、選択肢を選ぶ問題と穴埋め問題が出る。
英語の試験開始直後に選択肢の内容を確認しておこう。
リスニングは配点が大きい上、解き直すことができない。
得点を最大化するためにできる限りのことをしよう。
第2問
4つの小問から構成される。
穴埋め問題では、適切な英単語を書く必要がある。
この時、単語を知っていなければ書けないし、当然つづりを間違えたら正答にはならない。
よって、多くの単語を覚えておく必要がある。
この穴埋め問題で出題される英単語で、最もよく出題されるのが月の名前(April など)である。月の名前は必ず書けるようにしておこう。
その他、曜日、数字、季節、天気などを書かなければならない場合もある。
他に、会話文の最後の返答を選ぶ問題がある。
この問題では、会話の内容を読み取って文脈から選択肢を選ぶ力が必要な他、疑問文に対する正しい回答の方式を選ぶという文法的な力も必要となる。
例えば、「Do you like this cake?」という問いに対して「Yes, I am.」「No, it doesn’t.」という返答は文法的に間違っているし、「I like potatoes.」というのも文脈的におかしいのである。
第3問
長文問題。必ずグラフや表があり、その読み取りが必要になる。
このようなグラフや表では、大抵データの比較がされるので、比較級の文法を理解しているかどうかが大きな鍵となる。比較の文では、どちらがより程度が大きいのかをはっきりさせなければならない。
例えば「A is not as high as B.」という文で、より高いのはAなのかBなのか(Bである)をはっきりさせなければ、データの比較が正確にできない。
第4問
長文問題。全ての問いが、文の内容を理解しているかを問う問題である。
例えば()に入る適切な文の一部を選択する問題や、場面に合ったイラストを選ぶ問題がある。
「本文の内容に即して英語で書け」という問題は、無理して英作文をしなくともほとんど本文から引用すれば良い。
また、盲点になりやすいが、(注)の扱いに慣れる必要がある。第3問でも(注)はあるが、第4問の(注)は多く、見落としやすい。
この対処として、常に次の(注)を確認しておくと良い。本文を読む前に1つ目を確認しておき、1つ目が出てきたら2つ目を確認しておくのである。
そうすることで、一度に覚える必要もなく、(注)に載っている単語に気づかず文が読めなくなることも防げる。
第5問
整序問題。
例年、並び替える単語は5つなので、単純に考えれば順番は120通り考えられる。
仮に全く分からなくても、何か書けば当たる可能性はあるということだ。
だが、無闇に並び替えても正当にはよっぽど辿り着かない。いくつか重要なポイントを挙げよう。
1.どういう意味の文を作るのか予想すること。
2.どんな文法を問われているのか予想すること。例えば、whatが入っているから疑問文だと予想をつけてみたり、thanが入っているから比較だと予想をつけてみたり、何かしらどのような文が完成するのか予想すると良い。
3.単語のまとまりを作ることである。2つの単語が連続していることが予想できれば、並び替える単語の数は実質4つに減り、選択肢は120通りから24通りにまで絞られる。
4.それぞれの単語の役目を考える。動詞はどれなのか、主語や目的語はどの単語が担当するのかを考えれば、組み立てはより簡単になる。
例えば「Is (should /anything /there /we /else) bring with us on the school trip?」という問題では、
1.「修学旅行に持っていく物は他にありますか?」という内容であることが大体想像できる。ここまで想像できなくても、「修学旅行に持っていく」「他の物」などの手がかりを断片的に読み取ろう。
2.次に、この文は疑問文であることがわかる。つまり、主語と述語の順番が逆転することに気をつけなければならない。また、thereがあることから there is 構文かもしれないとも考えられる。また、動詞がisとbringで2つあることから、関係詞修飾があるかもしれないことに気がつけると最高である。
3.there is 構文なら疑問文なので「Is (there 〜)?」と始まるはずである。また、「anything else」で「他の物」とまとまるので、これで3つの単語の並び替えになる。つまり6通りにまで絞られた。
4.主語がanything elseで、関係詞節の主語がwe、動詞がshould bringだと考えれば、「Is ( there anything else we should ) bring 〜」という答えにたどり着く。
第6問 英作文
空欄に入る会話文を作る問題。答えは1つではないが、会話が噛み合っていないといけないので、完全に自由というわけではない。
例えば、
ALT「Aについてどう思いますか」
You「①」
ALT「なるほど。しかし、反対の意見もありますね。なぜでしょうか」
You「②」
ALT「その問題をどう解決しますか?」
You「③」
という設定の場合、①と②の内容は反対でなければならない。
インターネットの普及についてなら、①「情報がすぐに手に入る」②「間違った情報を見分けるのが難しい」といった具合である。
そして、③は②の解決策でなければならない。このように、全体の文章を成り立たせることを意識しよう。
英文を書く前に、まずは日本語で良いのでどのような内容を書くのか考えよう。
そうして思いついた内容を自分の書けるレベルの英語に変換すれば良い。
難しい英語を書く必要はないので、ミスがないこと、内容が適切なこと、この2つを意識する。
その他の科目はコチラ
その他の科目についてはコチラで紹介している。一緒に読んでほしい。
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