【偏差値47】岐阜県立東濃実業高等学校の情報まとめ

このページは、岐阜県立東濃実業高等学校についての基本的な情報を提供するものである。

これから入学試験を迎える受験学年の生徒諸君や、その親御様にぜひ読んでいただきたい。

岐阜県では、平成30年(2018年)より全日制普通科の高校入試において、全県一区制を導入することになった。

これにより、受けられる高校の制限がなくなり、岐阜県民であれば自由に通いたい高校を選ぶことができるようになった。

以下、岐阜県立東濃実業高等学校について紹介していこう。

学校情報

所在地 岐阜県可児郡御嵩町伏見891

設立 1921年(大正10年)

教訓 勤労 責任 進取 創意
勤労 自己の在り方、生き方、価値観を見いだす。奉仕活動、インターンシップを通じて望ましい勤労観、職業観を育成。
責任 自分の行動等、すべての結果についての責任は自分がとる。社会の一員としての自覚を深め、自らの行動に責任をもつ。
進取 今までの慣習にかかわらず、意欲的に挑む姿勢。チャレンジ精神の育成。
総意 独創的な考え、新しい工夫。基礎的・基本的な知識・技能の習得を図り、思考力・判断力・表現力を身につけるとともに、発展的な力をつける。

生徒の実践目標

1. さわやかなあいさつを!
2. 授業に打ち込もう!めざせ資格取得!
3. 部活動に積極的参加!
4. 端正な身だしなみを!
5. 環境美化に努めよう!

 

校章:あずさの四つ葉
四つ葉には教訓である「勤労・責任・進取・創意」の意味がある。
「あずさ」は「ミズメ」のことで、ミズメには山野に自生する喬木で固い上にねばり強く弓の材に利用され、堅実さと、たくましい意思及び無限の発展を意味するめでたい木という意味合いがある。

 

アクセス(電車)

新可児駅より名鉄広見線 御嵩方面へ乗車し、明智駅を下車 北へ徒歩10分
・アクセス(車)美濃加茂方面からの場合
国道21号線を東に進み、ラスパ御嵩店前の信号で左折
そのまま1kmほど直進すると、信号2つめ手前左側に東濃実業高校が見える。
・アクセス(車)可児御嵩ICからの場合
可児御嵩ICを降りた後、最初の信号を右折し、次の信号も右折
踏切を越え、次の信号を左折し、そのまま500mほど直進し、
信号1つ越えたあたりに右側に東濃実業高校が見える。

学科

全日制商業科として

ビジネス管理科

類型:事務管理・起業創造・簿記会計

経済情報分野、流通ビジネス分野、簿記会計分野の基礎的な知識と情報を身に付けようとするものである。

さらに、ビジネスの諸活動を合理的に行い、経済社会の発展に寄与することを目的としている

例えば、商品開発やプレゼンテーション、簿記演習や販売実習などの授業がある。

1年次には全員、基礎分野の学習をし2年次に上記3つの類型を選択してクラス分けがされる。

主な目的は各類型とも資格取得となっており、全商簿記検定日商簿記検定全商珠算電卓検定やビジネス情報分野の資格取得を狙う学科である。

 

ビジネス情報科

類型:ソフトウェア活用・プログラミング・システム開発

ビジネスに関する情報を適切に管理・運用する能力を身につけようとするものである。

また、コンピュータを活用することの重要性を理解し、国際社会における産業の動向を確認しながら、業務の合理化や自動化について学ぶ。

主に、アプリ開発やプログラミング、タイピングトレーニングなどの授業がある。

1年次には全員、基礎分野の学習をし、2年次に上記3つの類型の中から選択してクラス分けがされる。

ビジネス管理科と同様に資格の取得が重要視されており、基本情報技術者試験や情報セキュリティマネジメント、プログラミング部門の資格取得を狙う学科である。

 

全日制生活産業科として

生活文化科

類型:衣文化・食文化・福祉看護・保育

生活産業に関する、知識や技能を身につけ、こころ豊かな社会人を目指すコース。

また、上記類型に基づく専門的な知識を身に付けようとするもの。

主に、調理実習や介護実習、施設実習などの授業がある。

1年次には全員、基礎分野の学習をし、2年次に上記4つの類型の中から選択してクラス分けがされる。

資格よりは、将来の進路に直結する技術や技能の習得に力をいれており、頻繁に実習の場が用意されている。

就職を目指す学生が多いが、ファッションの勉強をしている学生は専門学校に進むことも可能だ。

概要

本学は1921年に設立された、全日制の商業科と生活産業科の高等学校である。

2004年に現在の2学科に改編されており、それまでは商業科・経理課・情報ビジネス科・情報処理科の4つの学科があった。

主に商業科の学校なので、学生に求められるのは資格取得となる。

これは、学習の定着を確かめる基準になるとともに、資格を取得することでその後の就職や進学に有利になるためである。

部活動にも力を入れており、学校のグラウンドとは別に、野球部専用の川合グラウンドというグラウンドが、校舎から徒歩圏内に別で用意されている。

1993年には第75回全国高等学校野球選手権大会に出場している。

偏差値

偏差値は47。岐阜県内100位とちょうど岐阜県の高校の中間に位置する数値となっている。

 

入試情報

岐阜県の公立高校の入試制度に従い実施される。

一次選抜試験では、標準検査(国数英理社)を実施しており、面接試験は実施されていない。二次選抜試験でも、標準検査として国語、数学、英語、理科、社会があり、こちらは面接試験を取り入れている。

その他、独自検査選抜として入試を受ける学生は、スポーツによる実績やものづくり名人作品コンテストの実績が求められる。

出典:平成30年度入学者選抜実施概要 公式HPより

http://school.gifu-net.ed.jp/syoyo-hs/jhs/pdf/30_kennsagaiyou1.pdf

参考:東濃実業高等学校 平成29年受験概要より

http://school.gifu-net.ed.jp/tojitsu-chs/h29gaiyou.pdf

合格実績

半数以上の生徒が四年制大学・短期大学・専門学校等へ進学し、その他の生徒が就職している。

昨年度の実績は以下である。

四年制大学78名
短期大学23名
専門学校68名
就職  69名

となっており、主な進学先としては

滋賀大学、三重大学、愛知大学、中部大学、名城大学等であり。

主な就職先としては、町役場や製造業、介護施設や税理士事務所など多数ある。

詳しくは下記を参考にして欲しい。

29年度卒業生の進学先

http://school.gifu-net.ed.jp/tojitsu-chs/shiryo/shinro/h29singaku.pdf

29年度卒業生の就職先

http://school.gifu-net.ed.jp/tojitsu-chs/shiryo/shinro/h29syusyoku.pdf

部活動

運動部

剣道部、卓球部、ホッケー部、サッカー部、テニス部、弓道部、陸上部、野球部、ソフトボール部、バスケットボール部、バレーボール部、バドミントン部、ボート部

文化部

箏曲部、簿記部、英語部、ワープロ部、美術部、コンピュータ部、調理部、吹奏楽部、写真部、茶道部

部活動に力を入れている学校なので、ホームページも充実している。

運動部では、野球部が2018年度「春季高等学校野球大会各地区予選」で中濃・飛騨地区で1位になっているほか、陸上部は毎年県大会に出場するなど実績を残している。

中でも、高等学校では珍しくボート部があるなど、生徒は興味のある部活に出会えるのではないだろうか。

文化部では、吹奏楽部が8年連続で金賞を受賞しているほか、3年前からマーチングバンドも始め、3年連続で東海吹奏連盟でのパレードに出演している。

参考:東濃高校HP部活動紹介

http://school.gifu-net.ed.jp/tojitsu-chs/bukatsu.html

特色

学校の教訓や生徒目標に書かれてあるように、資格の取得部活動への取り組みなどが重要視される学校だと言える。

特に、部活動では野球部専用のグラウンドを増設しており、野球部を学校全体でサポートしていこうとする姿勢を強く感じる。

一方で、他の部活動が疎かになっている訳ではなく、非常に多岐に渡る部活動が実施されているにも関わらず、全ての部において目的・目標が明確に設定されており、皆が各部活の方針の元に協力して活動している情景が、学校のホームページからも伝わってくる。

一部、口コミサイトでは学校の上下関係が厳しすぎるという書き込みもあったが、それは、学校の教訓にあるように責任感を育てることと直結しており、今後社会を担う人財を育成していく商業学校の教育姿勢として正しいものなのではないだろうか。

 

以下、年間学校行事

4月 入学式
5月 球技大会
7月 オープンキャンパス
8月 企業見学(3年生)
9月 文化祭
10月   体育祭
12月 修学旅行沖縄(3泊4日)
2月 3年生を送る会
3月    卒業式

 

今回、この学校行事については、岐阜県立東濃実業高校のページを参考にさせていただいた。

学校行事の様子など、写真を交えて校内の様子を発信している。

この記事を読み興味を持った方は、ぜひリンク先を訪れてみて欲しい。

出展:岐阜県立東濃高校実業ホームページ

http://school.gifu-net.ed.jp/tojitsu-chs/index.html

まとめ

特色の欄でも書かせていただいているが、やはり部活動に対する学校の熱量には相当のものを感じた。

一方で、東濃実業高等学校は商業科の学校であるので、学生の資格取得に対して相当シビアな状況だというのは想像に難くない。

こうした状況の中でも学業と部活動の両立し、共に実績の最大化を目指していく学校の姿勢には大いに感銘を受けた。

また、進学と就職と迷ったときでも進路指導の場がしっかりと用意されているので、進路に迷っている学生へのケアも心配ない。

総じて、東濃実業高等学校は学生本位の学校だと私は感じた。

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