【偏差値39】飛騨神岡高等学校の情報まとめ

このページは、岐阜県立飛騨神岡高等学校についての基本的な情報を提供するものである。

これから入学試験を迎える受験学年の生徒諸君や、その親御様にぜひ読んでいただきたい。

岐阜県では、平成30年(2018年)より全日制普通科の高校入試において、全県一区制を導入することになった。

これにより、受けられる高校の制限がなくなり、岐阜県民であれば自由に通いたい高校を選ぶことができるようになった。

以下、岐阜県立飛騨神岡高等学校について紹介していこう。

学校情報

所在地 岐阜県飛騨市神岡町小萱2138-2

設立 1997年

教訓 英知・創造・友愛

制服 男子:紺のブレザーに灰色のスラックスにネクタイ 女子:紺のブレザーに灰色のスカートにリボン(夏は男女共に半袖の白シャツ)

校章 高原郷の山々と清流がモチーフとなっており、神岡高校の頭文字である”か”を融合しこのような形となった。青色には青空、水色には川のせせらぎの意味合いがある。

アクセス 濃飛バス「飛騨神岡高校-校舎前」より徒歩1分

定員 総合学科 80名

生徒数
1年生 男子31名・女子27名
2年生 男子39名・女子34名
3年生 男子39名・女子30名
計  男子109名・女子91名(2018年現在)

教育目標
生徒一人一人の良さや可能性を見つけ、伸ばしながら豊かな学力を身につけさせ、「生きる力」を育む指導をする。
地域に開かれた信頼される学校づくりを推進し、「高原郷にとってなくてはならない学校」を目指す。

各学科紹介

入学時は皆総合学科として入学し、2年次に「文理系列」、「ビジネス会計系列」、「工業技術系列」の3つに分けられ学習を進めていく。

また、本校は総合学科なので原則、生徒が自分自身でやりたい科目を選択して学ぶ単位式の学校である。

そのため、普通科の学科を中心に学べば普通科高校として通うことができるし、一方で専門科目を中心に学べば、専門学校と変わらない。

なので系列とは、単位選択の際に便利なため用意されている側面がある。

以下、系列紹

文系系列

国語・英語・数学・理科・地歴公民を重点的に学習し、文系・理系の大学から専門学校まで、幅広い進路を実現できる総合的な学力を身につけさせる。

ビジネス会計系列

基礎・基本を重視した実践的な学習を行い、将来スペシャリストになるために求められる「専門性」を身につけさせる。

教育の方針としては、以下の3点がある。

・国際化、情報化、サービス経済化に対応できる能力と態度を養う。
・上級学校への進学や、専門職を考慮して商業資格の取得を一層奨励する。
・地域の特色を生かし商業教育を推進し、思考力・判断力を養う。

工業技術系列

工業技術の内、機械と電気に関する基礎的な知識と技術を習得させ、体験的な学習を通じて工業技術の発展に対応できる能力・態度を身につけさせる。

また、工業技術に興味・関心を持ちやすいような授業を展開し、主に地域の産業界で活躍できる人材の育成に努める。

概要

本学の歴史は1997年、岐阜県立船津高等学校と神岡町立神岡工業高等学校の合併から始まった。

学科編集により、設立当初は総合学科の募集人数は160名で、現在の倍だった。

翌年には、募集人数が120名になり、2009年には現在の80名に落ち着いた。

特に工業技術系列の活動が活発的で、2014年にはロボット部がIRC(インターナショナルロボットコンテスト)のボクシング部門で優勝している。

その功績が讃えられ、2018年からロボット部に関わる生徒については、県外からの入学が許可されるようになった。

偏差値

偏差値は39。岐阜県内の公立高等学校が156校あり、その中で142番目に位置する。

総合学科として、卒業するために必要になる単位を各自生徒が選び学習を進めていく形式なので、進学を目指す生徒と、工業高校として通い専門学校や就職を目指す生徒と全く異なる目的を持って通う生徒が多い。

一概に偏差値だけで判断することはできない。

入試情報

岐阜県の公立高校の入試制度に従い実施される。

標準検査(国数英理社)と面接、小論文試験を実施している。

定員は総合学科が毎年80名で、昨年の志願倍率1.02であった。

出典:平成30年度入学者選抜実施概要 公式HPより

http://school.gifu-net.ed.jp/syoyo-hs/jhs/pdf/30_kennsagaiyou1.pdf

合格実績

年ごとに実績は異なるが、平成29年度の実績では、約2割弱の生徒が四年制大学・短期大学へと進学しており、専門学校に2割弱、就職が6割弱となっている。

本校が公開している29年度の実績によれば、私立大学・専門学校に12名、専門学校に13名が合格している。

また、就職は40名であった。

以下、ホームページ記載の29年度実績から、主要な合格実績を紹介する。

私立大学

朝日大学1名、金沢学院大学1名、京都女子大学1名、中部学院大学1名、東海学園大学1名、岐阜協立大学1名。

公立専門学校

岐阜県立歯科衛生専門学校1名、岐阜県立看護専門学校1名。

就職

アルプス薬品工業(株)、飛騨市森林組合、三井金属工業(株)、POLA Fairy Charm、(株)ジェイアール東海ホテルズ、アイシン・エイ・ダブリュ(株)、トヨタ自動車(株)、日本郵便(株)東海支社、刑務官、自衛官候補生、飛騨農業共済事務組合職員ほか

部活動

運動部、文化部共に多様な部活動があり、興味のある部活動と出会えることだろう。

実績としては、登山部男子が全国総体、東海総体に出場しているほか、文化部では、吹奏楽部が29年に県大会への出場を果たしており、文芸部が短歌甲子園に出場している。

特に高い功績を残しているのが、ロボット部だ。

2014年に行われた全国大会IRC(インターナショナルロボットコンテスト)のボクシング競技で優勝を収めており、2018年にはロボット部に入るという条件の元に、県外からの受験者を認めるなど学校をあげてロボット部の活動を後押ししている。

学校HPの部活動紹介のページでは、各部活動が目標を定めて活動を進めており、豊富に写真を使われているので見ていて飽きないつくりとなっている。

興味がある人は一度、本校の部活動紹介のページを訪れてみて欲しい。

岐阜県立飛騨神岡高等学校HP 〜部活動紹介より〜

https://school.gifu-net.ed.jp/hidakami-hs/

以下、部活動一覧

運動部

硬式野球部、女子バレーボール部、女子ソフトボール部、登山部、バドミントン部、スキー部、バスケットボール部、サッカー部、女子ソフトテニス部

文化部

吹奏楽部、ロボット部、文芸部、美術部、茶道部

特色

本学の特徴としては、総合学科の利点を活かした学生自身の進路選択の幅が広いことがあげられるだろう。

大きく3つの系列「ビジネス会計」、「文理」、「工業技術」があり、学生自身が学びたい授業を選択して単位を取得し卒業していくという運びになる。

2020年から大学入試が新しい形に変わり、学生たちに求められる力が変わるのは間違いない。

特に今後求められるであろうものの一つには「考える力」があり、実際に入試では数学の問題の中に国語の要素を取り入れられた問題が出されるようになってきている。

そうした、今後の時代背景から本学のような総合学科として、教育を受けられる学校の価値が高まっていくことは間違いない。

学生自身が学びを取捨選択することで、3年間の高校生活中に「考える力」を大いに育めるのではないだろうか。

以下、年間学校行事

4月 入学式
5月 春季球技大会(バレーボール)、就職OB講話(卒業生による就活指南)
6月 金沢工業大学見学(1年)、沖縄修学旅行(2年)、金沢遠足(3年)
7月 神岡中学校で先輩と語る会(1年生による高校紹介)、地元企業見学
8月 OB講話
9月 秋季体育大会
10月 白樺祭(文化祭)、健脚大会
12月 餅つき
2月 3年生を送る会
3月 卒業式

6月には、1~3年生の各学年が県を離れて校外学習をする機会が設けられている。

1年生は金沢工業大学へ行き、模擬講義を受け大学を学び、2年生は修学旅行で沖縄を訪れる。期間は3泊4日で「ひめゆりの塔」、「首里城」、「美ら海水族館」などを見学して回るようだ。

本学HP内に特設ページが用意されており、写真付きで活動内容が記載されている。

また、3年生は金沢へ遠足に出かけている。

5月と8月にはそれぞれ学校OBが本学を訪れて下級生のために講話をする機会がある。

この講話の中では、先輩が現在している仕事であったり、自分の学生時代の話などを実体験を交えながら語ってくれる。

10月には白樺祭という文化祭が2日連続で行われる。

1,2年生は主に作品展示を行い、3年生は劇を実施している。

また、文化祭期間中には様々なイベントが用意されており、クラス対抗で紙を用いた衣装をつくるコンテストや、俳句・短歌コンテスト、のど自慢大会など幅広い。

また、飛騨地域との交流を深める目的のために、過去には大工さんが木で作った巨大なシーソーが設置された。

さらに、10月には健脚大会というマラソン大会が実施され、男子1が4キロ、女子が11キロという非常に長い距離を走り競っている。

その他、様々な行事がホームページに写真付きで年中行事がまとめられているので、興味がある人はぜひみて見て欲しい。

飛騨神岡高等学校HP ひだかみの一年
https://school.gifu-net.ed.jp/hidakami-hs/

飛騨神岡高等学校HP 白樺祭
https://school.gifu-net.ed.jp/hidakami-hs/

飛騨神岡高等学校HP 修学旅行
https://school.gifu-net.ed.jp/hidakami-hs/

今回、この学校行事については、飛騨神岡高等学校のページを参考にさせていただいた。

学校行事の様子など、写真を交えて校内の様子を発信している。

この記事を読み興味を持った方は、ぜひリンク先を訪れてみて欲しい。

参考:飛騨神岡高等学校HP

https://school.gifu-net.ed.jp/hidakami-hs/

まとめ

総合学科の学校ということで、学内に全く異なる分野の学習に励んでいる生徒が多い中で、連帯感を出すことは難しいと思うのだが、本学からはひとり一人の生徒が本学の一員であることを自覚し、皆で学校をつくっている雰囲気を強く感じた。

学校HPの中では、豊富に写真を使って内部の様子を発信してくれているのだが、そこに写る学生が皆輝いた目をしており、写真から生き生きと学校生活を送っているであろうことがよくわかるのだ。

また、年間行事を確認すると他校を比較して行事が多い印象があり、OBによる講話など学校で学ぶこと、進路選択など、学校のことを生徒に好きになってもらえるような活動が目白しだ。

こうした、学校側の生徒目線に立った取り組みが生徒にも伝わり、飛騨神岡高校の今がつくられているのではと思った。

最後に、この記事を読んで飛騨神岡高校に興味を持っていただけたら幸いである。

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