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学校情報
住所:〒503―8521岐阜県大垣市南若森町301-1
TEL:(0584) 81-1280
岐阜県立大垣工業高校は、岐阜県大垣市にある公立で、西濃地方唯一の工業高校である。
全日制課程と定時制課程がある。
校訓は「質実剛健」であり、それに基づいて、誠実にして心豊かな人間性と強くたくましい身体を持ち、確かな知識と技術を兼ね備え、創造性に富む実践的な産業人の育成を目指している。
学科は、電気科、電子機械科、電気科、建設工学科、科学技術科、電子科、情報技術科の7つ。
地域や企業との連携や、生徒の希望を叶えるきめ細やかな教育、活発な部活動を行っており、県内の工業高校としては高い評価を得ている。
大垣工業高校の設置学科
大垣工業高校には7つの学科がある。
機械科
「ものづくり」を通して、あらゆる産業界の中で実践的技術者として活躍できる幅広い技術者の育成を図る。
機械製図や機械工作、機械設計や電気基礎などの学習や、実習などを行う。
電子機械科
工場などの生産設備で利用されているメカトロニクス技術者を育てることを目標としており、動く機械の仕組み、状況を把握するための電子回路の知識、自動化するためのコンピュータの制御プログラムを学習し、システム全体を制御できる技術者の育成を目指している。
情報技術基礎や機械工作、機械設計、電気基礎、電子機械や電子機械応用、ロボット工学などの学習や、様々な実習を行っている。
電気科
1年生で基礎学力を身につけ、電気の基本を学び、2年生で電気の応用や技術を学習し、将来を見据えた知識を学ぶ。
そして、3年生で社会人としての人間性を学び、電気技術者として必要な資格にチャレンジする。
電気基礎や情報技術基礎、工業技術基礎や電気実習、電力技術、電気機器、電子技術や電気製図、最後に、自ら課題を設定して研究をする、課題研究がある。
建設工学科
「自然環境と人間が共存できる都市空間。安全で安らぎのある快適な住空間の創造。」をテーマにコミュニケーション能力がある生徒の育成を目指している。
建設設計製図や建築構造、建築計画、建築構造設計や建設施工、建築法規などの学習や様々な実習を行う。
科学技術科
化学の基礎から応用まで幅広く学ぶ。化学反応を制御しながら産業で活用する技術を学習する。
また、環境問題やエネルギーの有効利用できる科学技術者の育成を目指し、社会生活のさまざまな場面で貢献できることを目標としている。
工業化学や化学工学、地球環境化学などの学習や、様々な実習を通して学習する。
電子科
身近な電気製品をはじめ、携帯電話やスマートフォン、そして自動車、鉄道、飛行機に至るまで、3つの電子技術のおかげで私たちは快適な生活を送ることが出来ているが、電子科では、その3つの電子技術を中心に学習をし、未来の技術者の育成を目指している。
電子回路や通信技術、組み込み技術や電気基礎を学習し、様々な実習を行う。
情報技術科
工学類型・情報類型があり、工学類型では、主に普通科目に重点を置き、大学進学後に必要となる基礎学力を身につける。
特に国語・数学・英語については、普通高校並みの時間数を確保し、専門科目では、コンピュータの基礎技術の基本を学び、課題研究・実習などを通して実験・実習の力を養う。
情報類型は専門科目に重点を置き、情報技術に関する基礎知識はもちろん、より専門的な知識・技術を学習することで専門教育の充実を図る。普通科目については、進学から就職に対応した基礎学力を重点的に身につける。
{定時制}工業技術科
大垣工業高校の進学・就職実績
工業高校であるため、就職者が多い。しかし、大学受験に対応するために設置されている学科もあり、進学者も多数ではないが存在する。
進学
H29年度では、進学者数が77名となっている。毎年、70名ほどが進学している。
H29年度の進学先としては、
愛知工業大学・・・4名 金沢工業大学・・・2名
愛知淑徳大学・・・1名 岐阜経済大学・・・2名
朝日大学・・・1名 岐阜聖徳学園大学・・・3名
大阪工業大学・・・1名 大同大学・・・6名
大阪産業大学・・・1名 同志社大学・・・1名 etc…
就職
H29年度では、就職者が219名となっている。毎年、220名ほどが就職している。
H29年度の就職先としては、
中部電力(株)岐阜支店 イビデン(株)
トヨタ自動車(株) アイシン精機(株)
パナソニック(株) 三菱重工業(株)
東海旅客鉄道(株)東海鉄道事業本部 etc…
他にも様々な進学・就職先がある。詳しくはこちら
http://weba3.gifu-net.ed.jp/ogaki-ths/pdf/shinro/29shinro.pdf
大垣工業高校の偏差値
大垣工業高校には7つの学科がある。学科ごとに偏差値も変わってくる。
学科(系・コース) | 偏差値 |
機械 | 44 |
電気 | 44 |
電子 | 44 |
情報技術 | 46 |
科学技術 | 43 |
建設工学 | 44 |
電子機械 | 44 |
偏差値が変わると言っても大差は無い。同じくらいの偏差値の高校では、可児工業高校や岐阜各務野高校、大垣桜高校や大垣養老高校がある。
大垣工業高校の学校行事
大垣工業高校の学校行事には、工業高校ならではのものが含まれている。
部活動激励会
5月に行われる会で、この季節になると3年生にとっての最後の大会が開催される競技が多いために行われ、全校の前で激励を受ける。
球技大会
5月に球技大会を開催する高校が多い中、大垣工業高校の球技大会は6月に開催される。工業高校ということもあり、男子が多く、レベルの高いバレーボールが行われている。
インターンシップ
工業高校の特徴の一つである行事である。西濃の企業を中心に工場を見学し、実際に現場で職を体験させてもらうなど、就職する人が多い工業高校にとって、非常に有意義な行事となっている。
受入企業一覧はこちらから
http://weba3.gifu-net.ed.jp/ogaki-ths/01_04_02_internship.html
運動会
10月に行われる。この運動会もまた、男子が多い工業高校ならではの、熱い闘いが繰り広げられる行事である。現在、行う高校が少なくなった騎馬戦も行われている。
文化祭
11月に行われる。文化祭では、生徒が実際に自分たちで製造した物を、展示物として展示するなど、工業高校らしさがより顕著に出ている。また、バンドなども結成され、非常に賑やかな文化祭となっている。
強歩大会
1月に行われ、男女で違う距離を走る。本気で順位を狙いに行く人、軽めの運動として参加する人など様々だが、大垣工業高校の伝統ある行事の1つである。
大垣工業高校の部活動
各部活動はどの部をとっても輝かしい伝統がある。1年生は1年間、全員がいずれかの部を選んで入部し、活動することとしている。
現在、運動系13、文化系6、生産系7、同好会2の全部で28の部が活動している。
運動系
サッカー | ソフトテニス | バスケットボール |
バドミントン | バレーボール | ハンドボール |
レスリング | 弓道 | 剣道 |
柔道 | 卓球 | 野球 |
陸上競技 |
サッカー部やバスケットボール部が強いイメージがあるが、どの運動部も輝かしい実績を持つ。
特にサッカー部は、29年度の成績として、西濃地区優勝・岐阜県大会ベスト8・岐阜県新人大会2位など輝かしい実績を持つ。
ソフトテニス部も岐阜県ベスト8の実績をもつ。
文化系
放送・演劇 | 写真 | 吹奏楽 |
太鼓 | 芸術 | 理科 |
放送部や芸術(書道)部が特に実績を残している。
生産系
機械 | 電子機械 | 電気 |
建設工学 | 科学技術 | 電子 |
情報技術 |
これらの生産系の部活動はまさに工業高校ならではのものである。ものづくりを通して、電気などを学び、ロボット制作なども行っている。技術者として必要な知識を養うための物でもあり、就職にもつながる。
同好会
・インターアクト:ボランティア活動、国際理解が目標として掲げられており、ボランティアや国際交流に興味のある人は是非入部してみては。
・カレッジ研究会
各部活動の実績の詳細はこちらから
http://weba3.gifu-net.ed.jp/ogaki-ths/pdf/01_05_04_club_result/17result0222.pdf
大垣工業高校の入試制度
大垣工業高校は岐阜県の公立高校であるため、岐阜県高校入試の制度に則って実施される。
岐阜県高校入試というのは、中学生が各々の行きたい高校に入るために実施される試験。
県内の公立高校は全員が同じ問題を解く。第一次選抜、連携型選抜、第二次選抜が実施され、教科は、国語・社会・数学・理科・英語の5つである。
内申点は27、つまりオール3。そして、テストの点数は300点あれば合格できると言われている。中学校で学ぶ内容の基本を完璧にすれば必ず受かる。
大垣工業高校は、就職者が多く、インターンシップも充実しており、就職希望者にとっては素晴らしい環境であろう。また、進学希望者にも、大学受験のためのカリキュラムが用意されているため、良い環境となっている。
また、今回の執筆に大垣工業高校のHPからいくつか引用させてもらった。
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