【偏差値59】岐阜県立吉城高等学校の情報まとめ

このページは、岐阜県立吉城高等学校についての基本的な情報を提供するものである。

これから入学試験を迎える受験学年の生徒諸君や、その親御様にぜひ読んでいただきたい。

岐阜県では、平成30年(2018年)より全日制普通科の高校入試において、全県一区制を導入することになった。

これにより、受けられる高校の制限がなくなり、岐阜県民であれば自由に通いたい高校を選ぶことができるようになった。

以下、岐阜県立吉城高等学校について紹介していこう。

学校情報

所在地 岐阜県飛騨市古川町上気多1987-2

設 立 1948年

教 訓 行学一致 自主・想像 心身の練磨

制 服 男子学ラン、女子セーラー服(冬服:紺色のセーラーに白のリボン 夏服:白のセー   ラーに紺のリボン)

校 章

柏葉がモチーフになっており、柏の葉を3枚重ねてイニシャルのYを形作り真ん中に「高」の字がある。
バックのカラーは橙と紺色で、3つの山を表している。
これは山で囲まれた飛騨の土地を表すと共に、真・善・美の意味もあり、本学生徒の精進を希求する意味合いもある。

アクセス

JR高山本線「飛騨古川駅」より徒歩20分
濃飛バス古川線「吉城高校前」より徒歩5分

定員

普通科    90名
理数科    30名
計     120名

教育目標

・自主性を重んじ、個性と能力を伸ばし、豊かな知性と創造性、実践力を育成する。
・豊かな心の育成と健康・体力の増進を図る。
・社会の一員としての責任と自覚を促し、たくましく生きる力を育成する。

各学科紹介

普通科

四年制大学や短大、専門学校など上級学校への進学を希望する生徒に適した学科となっている。

1年次は進みたい進路を選択できるように、英数国の基礎学力系の勉強時間が多く設定されている。

2年次は学び探求(文系・理系)コースと総合コースにクラスが分かれて教育が行われていく。

本学の特徴として、YCKプロジェクトなどの校外ボランティアイベントに積極的に参加したり、生徒会や部活動への取り組みも真摯に行われているため、推薦入試やAO入試での合格者が多い。

また、就職希望者に対しては、インターンシップ、就職模擬試験、志望理由書の添削、面接に至るまで手厚いフォロー体制が整っている。

総合コースは、主に文系にカテゴライズされ私立大学や短大、専門学校、就職を希望する学生を対象としている。

総合コースの中で、さらに4つのコース分けがなされている。

看護・福祉コース、国際観光コース、公務員コース、芸術・体育コースがある。

コース名にもある通り、就職に特化したコースとなっており、通常の授業の他に実習や実技を磨く時間も用意されている。

理数科

国公立大学など難関大学を目指す学生に適した学科となっている。

また未来の研究者を育てるという目標もあり、実験や実習、課題研究など探求する方法や問題解決能力を養ったり、プレゼンなど発表して自分で考えて発言する機会が多く用意されている。

教育概要

本学は岐阜県飛騨市に位置する県立高等学校である。

学科は普通科と理数科の2つであるが、2年次に普通科はさらに探求コースと総合コースの2つに分けられる。

理数科は特にクラス変更は行われていない。

募集人員は各学科合計で毎年120名となっており、普通科が90名、理数科が30名の募集となっている。

 

本学が特に力を入れているのが理数科における「理数教育フラグシップハイスクール」ではないだろうか。

これは平成30年から岐阜県教育委員会より「理数教育フラグシップハイスクール」に指定されてからはじまった制度である。

県教育委員会から、岐阜県における理数教育の重点校と位置付けられており、向こう5年間県から毎年250万円の助成金がおりている。

この取り組みでは、地域との連携を深め主体性を持って多様な人々と協働学ぶ態度を身につけさせることを目的としている。

本学が選ばれた理由には、飛騨が自然に囲まれた土地でそれらを有効に活用して研究ができるという側面と、理数科のこれまでの取り組みが評価されたことが大きい。

特に、サイエンスワールド、京都大学霊長類研究所、核融合科学研究所等での校外実習と、地域課題解決型型キャリア教育(YCKキャリア)が高く評価されたことが理由にあげられる。

 

本学では、この予算を用いて8つの計画・施策・施設設置が行われている。

・ICT環境の整備
無線LANとタブレットを用いた授業など

・課題研究の充実
研究に必要な施設や備品の購入、指導講評は東京大学や京都大学に依頼する

・1年次校外研修
サイエンスワールド、核融合科学研究所、京都大学霊長類研究所、モンキーワールド等で宿泊研修

・2年次校外研修
東京大学宇宙線研究所スーパーカミオカンデ等を見学

・出前講座
様々な大学から講師を招き、最先端の研究を学ぶ

・3年次学習合宿に東大院生も参加してもらう
東大宇宙線研究所で研究している東大院生を学習合宿に招致し、生徒との交流や学習のサポートをしてもらう

・飛騨アカデミーと連携
「夢たまご塾」等の各種セミナーやサイエンス教室を開催する飛騨アカデミーの支援を受ける

・小学校サイエンス教室
生徒が先生となり、小学生に実習授業を行う

また、普通科総合コースにおけるキャリア教育にも力を入れている。

就職を希望する学生向けに、面接やインターン、就職試験対策の機会を多く用意しており、その実績として公務員試験の合格者も多い。

概要

本学の歴史は1948年、吉川町吉城郡の6村(細江町、小鷹利村、国府村、河合村、坂上村、坂下村)が合同で設置した、組合立吉城高等学校から始まった。

開校当時は定時制として、普通科、農業科、家庭科を設置していた。

その後、組合により県立移管の構想が持ち上がり、岐阜県に陳情を繰り返した。

1953年に成果が実り、県立吉城高等学校として認められると、次に全日制過程を目指しさらに陳情を続けた。

甲斐あって、1955年にそれが認められ、ここで現在の吉城高等学校がはじまったと言えるのではないだろうか。

その後、1967年に上気多地方にグラウンドを設置し、1973年には理数科が設置されることとなった。

生徒数の増加や、グラウンドが校舎から離れており不便だったため、1977年に旧校舎があった増島町から、現在の上気多地方の校舎に移転をした。

旧校舎跡は古川町図書館となっている。

 

2016年に行われた「岐阜県立高等学校活性化計画策定委員会」において、近い将来地域の生徒が減少することによって小規模化が考えられるという話になった。

そこで、本学は単独での地域活性化改革案として「地域連携による活力ある高校づくり推進協議会」が2017年5月に設置した。

 

協議会の改革案は以下の3つである。

・現在の理数科を特進科に変更し、東京大学や飛騨アカデミーと連携しながら、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)等への申請も視野に入れた高いレベルの教育を提供すること。

・普通科では、大学進学や就職など幅広い進路に対応するべく、多様なコース選択を可能と する「進路型単位制」へと移行すること。

・地域課題解決型キャリア教育として、YCK(吉高地域キラメキ)プロジェクトの推進により、外部の人材による講義などを教育過程に取り入れること

 

協議会の改革案は「理数教育フラグシップハイスクール」の活動として現行の学校制度に取り入れられている。

偏差値

偏差値は51-59。岐阜県内の公立高等学校が156校あり、その中で16番目に位置する。

岐阜県内の評判がいい学校トップ10の1校にも数えられている。

様々な進路に対応した教育内容になっており、進学ではなく就職を選ぶ学生も一定数いるという状況なので、偏差値だけで鑑みても悪くないと言える。

また、評判は生徒や保護者、地域の有識者、教育委員会と様々な方面から総括的に判断されて出るものなので、学校のやり方が高く評価されている証と言えるだろう。

入試情報

岐阜県の公立高校の入試制度に従い実施される。

標準検査(国数英理社)と面接、小論文試験を実施している。

定員は普通科が毎年90名で、昨年の志願倍率0.73

理数科が毎年30名で、去年の志願倍率が0.55であった。

やはり最寄りの学校に進学するという生徒が多く、人口も減少しているという側面は否定できない。

出典:平成30年度入学者選抜実施概要 公式HPより

http://school.gifu-net.ed.jp/syoyo-hs/jhs/pdf/30_kennsagaiyou1.pdf

合格実績

年ごとに実績は異なるが、平成29年度の実績では、約6割の生徒が四年制大学・短期大学へと進学しており、専門学校に2割弱、就職が1割弱となっている。

本校が公開している29年度の実績によれば、国公立大学に16名、私立大学に118名、医療系専門学校に21名、一般専門学校に14名が合格している。

また、就職は21名であった。

以下、ホームページ記載の29年度実績から、主要な合格実績を紹介する。

国公立大学

茨城大学1名、金沢大学1名、国立鳥取環境大学1名、国立諏訪東京理科大学3名、都留文化大学1名、富山大学5名、長野大学1名、福井大学1名、宮崎大学1名、室蘭工業大学1名。

私立大学

愛知学院大学9名、金沢工業大学9名、近畿大学3名、中京大学4名、中部大学7名、日本福祉大学28名、名城大学5名、立命館大学2名。

就職

日本郵便株式会社2名、岐阜県警察B1名、岐阜県警察事務1名、岐阜県職員3名、飛騨市役所1名、陸上自衛隊1名。

部活動

運動部、文化部共に多様な部活動があり、興味のある部活動と出会えることだろう。

実績としては、バスケットボール部の活躍が顕著だ。

男子、女子共に様々な大会に出場しており、飛騨地区大会で優勝し県大会に進む年もあり、今後の活躍に期待したい。

また、どの部活動にも言えることだが、練習や活動に使うグラウンドや部室、器具などが充実している

特に陸上競技部では、グラウンドの他に場外競技場や、構内に設置されたトレーニングルームなど完備されており、心ゆくまで活動できる環境が整っている。

本校の特徴として、高校生から初めて陸上競技を始める生徒を全力でサポートするという体制になっており、環境からそれを体現していることは間違いない。

初心者が多く、なかなか実績には繋がっていないので今後に期待していきたい。

以下、部活動一覧

運動部

陸上競技部、軟式野球部、サッカー部、ソフトテニス部、女子バレー部、卓球部、男子バスケットボール部、女子バスケットボール部、剣道部、弓道部、ソフトボール部。

文化部

華道部、茶道部、吹奏楽部、美術部、放送演劇部、地学部、写真部

特色

本学の最大の特徴としては、YCK(吉高地域キラメキ)プロジェクトに代表される、地域学校協働活動に力を入れているということが言えるだろう。

これは地域貢献活動をより具体的に制度化したもので、地域貢献活動を通じて生徒に様々なことを学んで欲しいという考えがある。

「地域観光」「地域福祉」「地域教育」「地域防災」という4つの柱から成り立つ活動である。

地方観光

四月に行われる古川祭で飛騨市観光協会と連携し、2日間英語観光ボランティアや清掃ボランティアを行う。

過去、学校の生徒200名が参加するなど大規模なボランティア活動となっている。

地域福祉

老人福祉施設「和光園」での交流会

年末の大掃除や、花や手作りの品をプレゼントする。

地域教育

夏休みに地域の小学生に生徒が勉強を教えたり、理数科の生徒による小学生サイエンス教室を実施し、小学生にサイエンスの面白さを伝える。

地域防災

被災地の痛みを忘れない!をテーマに、東北地震の被災地から譲り受けたひまわりの種を地域の方と一緒に育てている。

また、防災リーダーがハザードマップを用いて聞き取り調査を行い、防災に努めている。

 

この取り組みが認められ、ユネスコから持続可能な開発のための教育の拠点校としてユネスコスクールに選ばれ、平成30年7月27日に登録されました。

また、活動が評価され文部科学大臣表彰が決定している。

年間学校行事

4月 入学式
5月 春季球技大会
6月 理数科課題研究発表会
8月 小学生サイエンス教室
9月 柏葉祭(文化祭)
10月 秋球技大会、2年生修学旅行、理数科1年生校外研修
2月 YCK報告会

9月に行われる柏葉祭は、2日間連続で実施されている。

毎年テーマが定められており、第70回は「虹〜輝かせ吉城の色〜」というテーマで生徒一人ひとりの個性を出せるようにテーマが設定された。

1年生が作品の展示、2年生が作品展示または劇、3年生が演劇となっている。

毎年、「ステージ部門」「展示部門」「立て看板部門」の3つが審査されており、それぞれ最優秀賞から金賞、銀賞、銅賞として1~3位まで表彰されるようだ。

ちなみに、今年の柏葉祭では

ステージ部門: 金賞 3年C組  銀賞 3年A組 銅賞2年C組
展示部門:金賞 1年A組  銀賞 1年D組  銅賞2年D組
立て看板コンテスト:金賞 2年C組 銀賞 3年A組 銅賞 1年B組

という結果になった。

また、部活動ごとの活動報告や、職員による劇も実施されているなど大変盛り上がる文化祭である。

その他、様々な行事がホームページに写真付きで年中行事がまとめられているので、興味がある人はぜひみて見て欲しい。

吉城高等学校HP 年中行事
https://school.gifu-net.ed.jp/wordpress/yosiki-hs/main/nenkangyouji/

吉城高等学校HP 柏葉祭紹介
https://school.gifu-net.ed.jp/wordpress/yosiki-hs/main/nenkangyouji/%E6%9F%8F%E8%91%89%E7%A5%AD/

今回、この学校行事については、吉城高等学校のページを参考にさせていただいた。

学校行事の様子など、写真を交えて校内の様子を発信している。

この記事を読み興味を持った方は、ぜひリンク先を訪れてみて欲しい。

参考:吉城高等学校HP
https://school.gifu-net.ed.jp/wordpress/yosiki-hs/

 

まとめ

これまで岐阜県内で様々な学校を見てきたが、多くの学校が地域との共生をテーマに掲げているなと感じていた。

しかし、実際に深く地域に根ざした活動を行っている学校が少なく、どこか地方を置き去りにしている学校が多いなと感じる中で、本学は本質的に地方と向き合っており本物だと言えるのではないかと強く感じた。

その理由には、本学がもともと地方の教育格差と戦って設立されたという歴史があり、スタートの段階で地方と密接に関わりがあったことと、YCKプロジェクトなど地方活性化を目指し、年密な計画の上確実に実施されている活動が、国を超え評価されているということが大きい。

また、設立当初から教育に関して貪欲に改革を行っており、村、町単位で協働して勝ち取ってきた歴史が蓄積されたのが本学の強みだと切に感じた。

現行の「理数教育フラグシップハイスクール」制度や、学生個人の夢をサポートする体制など学生にとって素晴らしい環境が用意されており、私自身も本学の学生に少し憧れを覚えたぐらいに良い学校だと感じた。

今後が大変楽しみである。

最後に、この記事を読んで吉城高校に興味を持っていただけたら幸いである。

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