目次
学校情報
所在地:〒502-0931 岐阜県岐阜市則武新屋敷1816-6
TEL:058-231-6161
課 程:全日制
共学・別学:共学
設置学科:流通ビジネス科、情報処理科(システム開発類型、システム利用類型、情報ビジネス類型)、
会計システム科(ファイナンシャル会計型、マネジメント会計類型)、国際コミュニケーション類型
校訓:不撓不屈
沿革
明治37(1904)年4月に旧岐阜市立岐阜商業学校が、昭和10(1935)年に旧岐阜市立女子商業学校がそれぞれ開校し、その後公立高等学校再配置により両校が統合され、昭和23(1948)年に岐阜市立岐阜商業高等学校として発足。
さらに翌年には公立高等学校学区制実施により、岐阜市立岐阜商業高等学校は消滅し、生徒は長良高等学校、岐阜高等学校、加納高等学校の商業課程に配置されるが、昭和26(1951)年3月に岐阜県立岐阜商業高等学校設置の旨が岐阜県教育委員会より認可され、4月に岐阜市野一色において開校した。
その後は現在の岐阜市則武に移転した。
施設、校風
校舎等の設備には北舎(本館)、南舎、凛心会館、岐商歴史会館、体育館、屋外プール、トレーニングセンターなどがある。
部活動の盛んな高校であるためトレーニングルームなどを始めとした様々な施設が整っている。
岐商歴史会館は中舎の2階にあり平成22年に開設された。
ここには県岐商の過去の資料や各部活動が受賞した優勝旗・トロフィーなどが展示してある。
体育館は2階立てになっており、1階には武道場、第二競技場、トレーニングルーム、2階には1番広い第一競技場がある。
この他にも8つのコンピュータ実習室が整備されている。
それぞれの実習室には主たる目的とするソフトウェアが導入されており、専門的な学習ができるほか、すべての実習室にオフィスアプリケーションがインストールされており、ワープロや表計算などビジネスにおいて必要不可欠なソフトウェアの学習が可能である。
他にも100インチのスクリーンや、appleのコンピューター、イメージスキャナーなどの機器が揃っており、充実した環境と言える。
学科
流通ビジネス科
概要:ビジネスの基本となる「人」を育てることに重点を置き、起業家精神(アントレプレナー)をもつ大胆な発想と、活気にみちた行動力を兼ね備えた個性あふれる人材を育てる。
また、ビジネスの専門的な知識「マーケティング」について学習し、具体的に売れる商品の情報収集や陳列方法、価格の決め方、販売戦略などを学び、消費者のニーズを的確にとらえる力を3年間で身に付ける。
さらに、パソコンを活用したデザイン能力・プレゼンテーション能力を伸ばすことにより、自分の考えたアイデアや企画を皆の前で発表できる力を身に付けて、即戦力として実社会で活躍できる人材を育成する。
目標とする資格:リテールマーケティング検定、全商商業経済検定、日商簿記検定、全商簿記検定・全商簿記検定
全商情報処理検定(ビジネス情報部門)、全商ビジネス文書検定、全商英語検定、全商珠算電卓検定など
主な進学先:信州大学、筑波大学、富山大学、滋賀大学、愛知学院大学、朝日大学、大阪商業大学、中京大学、同志社大学、名城大学など
主な就職先:アピ 株式会社、カヤバ工業株式会社 岐阜北工場(KYB)、ダイドー 株式会社、トヨタ自動車 株式会社など
情報処理科
概要:プログラムの作成、画像や音声を利用したマルチメディア作品の制作、インターネットを活用した情報収集や発信方法を学び、将来、ITプロフェッショナルとして活躍できる人材を育成する。
類型:①システム開発類型
情報システムの開発に必要な専門的な知識・技術を習得し、
将来のシステムエンジニア、プログラマ等のとして活躍できる人材を育成する。
②システム利用類型
将来、職場での情報化の推進者として活躍できる人材、また、デザインやマルチメディアを手がける創造力豊かな人材を育成する。
③情報ビジネス類型
情報処理に関する幅広い知識・技術を習得し、企業の業務に必要なワープロや表計算などを利用して情報を活用できる人材を育成する。
目標とする資格:日商簿記検定、全商簿記検定、全商情報処理検定、全商ビジネス文書検定、全商商業経済検定、全商英語検定など
主な進学先:滋賀大学、金沢大学、愛知教育大学、愛知学院大学、愛知淑徳大学、青山学院大学、朝日大学など
会計システム科
概要:会計システム科では「会計」の知識・技術を身に付け、将来の会計のスペシャリストや経営者、経理事務の即戦力として活躍できる人材を育成する。
類型:①ファイナンシャル会計類型
簿記、情報処理など商業の基本的な学習に加え、会計・原価計算・会計演習などに多くの時間を充てて、
企業の財務・経理や金融のスペシャリスト、公認会計士や税理士など職業会計人として活躍する人材を育成する。
②マネジメント会計類型
商業の基本である簿記やコンピュータなどの力が身に付くよう多くの授業を充てるとともに、経済事情に関する学習も取り入れ、社会で即戦力として活躍できる人材を育成する。
目標とする資格:公認会計士試験、税理士試験、日商簿記検定、全経簿記能力検定試験、全商会計実務検定試験、全商情報処理検定など
主な進学先:滋賀大学、富山大学、名古屋市立大学、愛知学院大学、愛知大学、中部大学、南山大学など
主な就職先:ぎふ農業協同組合、株式会社 大垣共立銀行、岐阜県信用農業協同組合連合会、十六ビジネスサービス株式会社など
国際コミュニケーション科
概要:「英語で外国の人たちとコミュニケーションをとりたい!」そんな願いを叶えてくれるのが、国際コミュニケーション科である。
簿記や情報処理などのビジネス社会で活躍するための能力に加え、国際社会で発揮できる英語によるコミュニケーション能力の育成に力を入れている。2年時には海外研修なども行なっている。
目標とする資格:日商簿記検定、全商簿記検定、全商情報処理検定、全商ビジネス文書検定、実用英語検定準、全商英語検定、TOEIC スコア700など
主な進学先:金沢大学、富山大学、愛知大学、名古屋外国語大学、中京大学、岐阜市立女子短大など
主な就職先:大阪府警、岐阜県庁、下呂市役所、岐阜県信用農業協同組合連合会など
平成29年度は卒業生総数395名のうち、約75.4%にあたる298名が進学し、就職は約24.3%の96名となった(その他1名)。
商業系の高校ではあるものの進学率が高めである。
進学先は4年生大学から短大、専門学校など多岐に渡っている。
年間の行事
4月:始業式、入学式、身体測定・体力テスト
5月:校外研修、前期中間考査、ベンチャーマート販売実習
6月:朝読書週間
7月:夏季休業
8月:高校見学会、海外研修
9月:校内テスト、前期期末考査
10月:後期始業式、岐商祭(体育祭の部)
11月:岐商祭(文化祭の部)
12月:修学旅行、冬季休業
1月:校内テスト
2月:3年生学年末考査、課題研究発表会
3月:卒業式、1・2年学年末考査
上記の行事の他に毎月のように検定や資格の試験があり、忙しい日々を送ることになりそうだ。
部活動
学校HP http://kengisho.ed.jp/club.html より
運動系
硬式野球部、軟式野球部、テニス部、ソフトテニス部、サッカー部、陸上競技、
部水泳部、ハンドボール部、バレーボール部、バスケットボール部、バトミントン部、卓球部、柔道部、剣道部、応援部、空手部
生産系
珠算部、速記部、ワープロ部、EDP部、簿記部
文化系
吹奏楽部、書道部、茶華道部、放送部、英会話部、LOB部、生徒会活動
岐阜商業高校では部活動の内容を大きく3つに分類している。
スポーツ競技の「運動系」、主に商業に関する技術である「生産系」、そして文化・芸術分野の「文化系」である。
全部で28の部活動があり、それぞれが放課後の時間を有意義に使って心身の鍛練に励み、大会やコンクールでの好成績を目指して努力している。
野球部は甲子園で春3回、夏1回の優勝経験があり、全国常連校として知られ、多くのプロ野球選手を輩出している。
そのほかにも多くの部活動で結果を残しており、部活動の強豪として県内でも有名である。
平成28年度には9つの部活が岐阜県競技力強化部に指定されており、全国大会や世界大会にも出場している。
入試情報
定員:情報処理(120)、国際コミュニケーション(40)、流通ビジネス(160)、会計システム(80)
標準検査(募集人員:70%〜)
1 学科:情報処理科、国際コミュニケーション科、流通ビジネス科、会計システム科
2 募集人員:入学定員から独自検査を含む選抜の合格者数を減じた数
3 志望できる学科数:3
4 調査書の評定と学力検査の結果の比率: (調査書:学力検査) 5:5
5 面接:実施しない。
6 実技検査:なし
7 傾斜配点:教科(配点) 国際コミュニケーション科については英語を150点とする
独自検査(募集人員:30%)
1 学科:情報処理科、国際コミュニケーション科、流通ビジネス科、会計システム科
2 募集人員:入学定員から独自検査を含む選抜の合格者数を減じた数
3 志望できる学科数:3
4 実技検査:なし
5 自己表現:あり
6 選抜の条件:次の1又は2のいずれかに該当する者。
1 下記のいずれかの競技において、中学校在学中に部活動又は外部のクラブチーム(道場を含む)で、次の(1)又は(2)の条件のいずれかに該当する実績を有する者。
野球、テニス、ソフトテニス、サッカー、陸上競技、水泳、ハンドボール、バレーボール、バスケットボール、バドミントン、卓球、柔道、剣道、空手道
(1) 個人又は団体で郡市大会ベスト4以上(ただし、団体種目については、その実績を収めた大会の登録選手であること)。
(2) 県又は地区の選抜チームに選ばれた者。
2 中学校在学中に次の(1)又は(2)の条件のいずれかに該当する実績を有する者。
(1) 吹奏楽又はバトントワーリングの県コンクールにおいて個人又は団体で銀賞以上(ただし、団体については、その実績を収めた大会に登録された者であること)。
(2) 珠算の県大会において3位以上。
まとめ
岐阜商業高校は多くの学科を有しており、それぞれが特徴的な学習を通して専門的なことを学んでいる。
学習をサポートする施設も多くあり、豊かな学習環境が整っている。
H29年度の進学率は75.4%、就職率は24.3%となった。
商業高校でありながら、進学率が就職率を大きく上回っている。
これは生徒の多くがより専門的なことを学びたいと思ったことを表している。
岐阜商業高校は夢の実現を目指す上で基礎を学ぶことができる高校である。
また、部活動が盛んなため、「競技に打ち込みたい!結果を出したい!」と思っている人におすすめの高校である。
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