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大垣西高校の制度と仕組み
岐阜県立大垣西高等学校は、岐阜県大垣市中曽根町にある公立高等学校。
大垣市内の普通科高校4校のうち最も新しい、男女共学の全日制普通科高校である。
1980年に設立され、開校から三年間は学校群制度のもと、岐阜県立大垣北高校と西濃地区第1群であった。
つまり、昔は大垣北高校と大垣西高校は頭のいい高校として並んでいたということだ。
現在は中間層であり、頭が良いとも言えないが、悪くもないという感じである。
しかし、地元の中学生からは高い人気があるようである。
コースについて:文系と理系
定員は240人となっている。6クラスに分けられ、1クラス40人。
1年生では応用クラスが2クラス設けられ、希望者の中から岐阜県高校入試の得点が高い者が入ることが出来る。
2年生からは理系と文系でクラス分けがされ、理系2クラス、文系4クラスで理系、文系にそれぞれ1クラスずつ応用クラスが設けられる。
2年生になる際の応用クラスの判断基準はハッキリしていないが、模試や校内テストの結果、そして、志望校によって担任との面談の際に相談し、希望者の中から選ばれるようである。
国公立を志望すると応用クラスを勧められる印象がある。一度クラスが決まると1年間は応用クラスか普通クラスで過ごすことになり、クラスの変更は出来ない。
3年生になる際にも同様に、学力や志望校を加味し、担任との相談を通して希望者から選ばれる。
また、2年生になる際に、理系、文系の選択をするが、最後まで変更する事は出来ない。
理系クラス、文系応用クラスは、理数系の科目の授業やテストも実施され、実際に受験で使うことを目的にしている。
国公立を目指す人たちはこれらのクラスを選んだ方が良い。
文系普通クラスでは、一応、理数系の授業もテストもあるが、理系、文系応用とは問題が分けられ、テストも授業も難易度は低い。
理数系の教科を実際に受験に使う人はごく一部である。
3年生では個人の志望が固まってくるので、2年生の最後に、4年制大学に行くのか、専門学校に行くのか、警察官や消防士などを目指すのかという調査がされる。
それに基づいて、ハッキリと分けられている訳では無いが、専門学校や就職を目指す生徒は3年1組になるようである。
しかし、その中には4年制大学を目指す生徒も何人かいるため、そんなに明確に分けられているわけではない。
私は文系普通クラスであったが、とても勉強しやすい環境だったので、応用か普通クラスで違うのは実施される授業や個々の学力なので、授業の質自体はそんなに変わらないように思える。
大垣西高校の偏差値
大垣西高校の偏差値は53となっている。
大垣の高校と比べると、大垣北高校が67、大垣東高校が63、大垣南高校が58となっているため、大垣の東西南北の中では、一番低い偏差値となっている。
しかし、実際自分の学年ではほかの高校に劣らない学力を持った子もいたので、やはり努力次第である。
大垣西高校の合格実績
平成30年度の大垣西高校の合格実績は以下のようになっている。
国公立
北海道教育大学・・・1名 静岡大学・・・1名
北見工業大学・・・2名 岐阜大学・・・1名
室蘭工業大学・・・1名 名古屋大学・・・1名
金沢大学・・・2名 名古屋工業大学・・・2名
福井大学・・・1名 滋賀大学・・・3名 etc…
私立大学に関しては未だに平成30年の結果が高校のホームページに掲載されていないため、把握することが出来ない。
平成30年度の現在掲載されている結果の詳細はこちらを見てほしい。
東大、京大の合格者は出ておらず、慶早、MARCH、関関同立へ進学する生徒も滅多にいない。
大垣西高校の特徴
大垣西高校は特に変わったことは無いが、学校が終わるまでは携帯使用禁止であり、使っていなくても先生の前で出すだけで指導という場合もあり校則は厳しいと言われているが、私自身はそんなに厳しさを感じたことは無い。
行事も他校とはそんなに変わらないと思われる。
主な行事を挙げていくと
5月・・・球技大会
6月・・・高1、高3は遠足(高1は名古屋港水族館、高3は京都)、高2は修学旅行in沖縄
9月・・・文化祭・体育祭
12月・・・芸術鑑賞会
3月・・・卒業式
特別に特徴があるわけでは無いが、どの行事も楽しかった覚えがある。
球技大会
球技大会ではクラスごとに男女別々で何チームかをつくり、他クラスと優勝を目指して戦う。
男女ともレベルは高い。女子はバレーボール部があるので、バレー部中心に盛り上がりを見せるが、男子はバレー部が無いのにも関わらず、アタックやブロックが頻繁に見られ、なぜかレベルが高い。
また勝ち進むにつれて観客は集まり、決勝にもなるとほぼ全校の前で試合をすることになるので、男子はモテたいがために必死に決勝を目指す傾向がある。
ちなみに私は2年生、3年生と決勝へ進んでいる。
遠足・修学旅行
1年生は名古屋港水族館に行く。特にすることも無いので、みんなイルカショーを見に行く。
しかし1年生の5月というのは仲をどれだけ深める事が出来るかが重要なので場所はどこでもいいと思う。
2年生では、飛行機で沖縄に行く。二泊三日だ。
自分たちの時は、平和記念資料館やひめゆりの塔など、戦争に関することについて学ぶのが初日と二日目。三日目は自由行動で、海でのマリンスポーツも実施される。
四日目は首里城や国際通りに行き午後に帰ってくるという流れだった。
高校で1番と言えるほど楽しい思い出であるといっても過言では無い。帰ってきてから一週間は沖縄が恋しくてたまらないという現象に誰もが陥る。
3年生は京都市内の自由観光だ。時間は短いが、気の知れた友達と一緒に行動したのは、いい思い出だ。
文化祭
大垣西高校の文化祭では、3年生が中心であり、1年生、2年生の時は楽しいと言うよりは授業が無くて楽だという感じだった。
下級生の頃は展示や動画を作るなど、たいしたことはしない。
しかし3年生になると、全クラスがステージを使い、劇やダンスなど非常に凝った出し物をする。
どのクラスもおもしろい。また大垣西高校にはウォーターボーイズという団体があり、プールで公演を行うのだが、観客は満員で人気の一つである。
文化祭も非常に楽しく、私の大切な思い出の一つである。
体育祭
体育祭では、応援団というものを結成し、太鼓やかけ声に合わせて踊る。
団席と呼ばれる応援団以外のメンバーは後ろで手を使ったりして演技をする。ちなみに私は団長であった。
競技は一般的なものが多く、特に特徴はない。
しかし、最後に行われる選抜リレーは全校生徒の前で走るためとても注目度が高い。私はアンカーだった。
体育祭が一段落し、放課後になると、学校の広場で写真撮影会が行われ、応援団はたくさんの写真を求められる。
ちなみに私は野球部で応援団長でリレーのアンカーだったのでたくさんの写真を求められた。幸せだった。
部活動
大垣西高校は部活に力をいれており、1年生は絶対に部活に所属しなければいけない。
アーチェリー部、バドミントン部、野球部などは結果を残し、比較的大変な部活である。
しかし何か1つを最後までやりきったというのは受験勉強にも役に立つはずなので、是非部活に所属してほしい。
受験について
普通クラスでは、公募制推薦で大学に行く人が多く、愛知大学、名城大学などを筆頭に様々な大学に進学する。
一般受験の人たちにとっても環境は整っており、学習室という部屋が設けられている。
大きな机に良い椅子が備えられ、8時まであいている。
また、先生方も親切な方が多く、過去問をプリントして渡してくださったりするので受験勉強の環境としては素晴らしいと思われる。
大垣西高校の入試制度
大垣西高校は公立高校なので岐阜県高校入試にのっとって実施される。
しかし独自検査というものがあり、スポーツなどの実績を利用することができる。
独自検査は毎年方式が変わるようであり、私たちの時は小論文であったが1つ下の学年は面接であった。
当日の点数と内申の比率は6:4であるため、当日の点数が若干重視される。
しかし特色はないので努力して、一定の学力を身につければ、苦は無いだろう。
私は野球で独自検査を使い入学したので、周りよりも学力が劣っていたが、充実した環境・親切な先生方のおかげで学力が向上した。
また、様々な行事、日常生活など大垣西高校で過ごした時間はとても楽しかった。
今でも戻りたいなと思うことがある。かけがえのない友達のでき、尊敬する先生もいる。
大垣西高校はとても良い学校だ。是非目指してほしい。
併願校について
大垣西高校を受験する生徒の併願校は、大垣南高校、大垣商業高校、大垣日大高校が多い。
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