【偏差値71】岐阜県立岐阜高校の情報まとめ【生徒の声あり】

500-8889 岐阜県岐阜市大縄場3丁目1番地 以下、岐阜高校を岐高と略する。

岐阜高校の概要

2018年に創立145周年を迎える、伝統ある進学校である。

最近では平成28年度入試から募集人数が360人に減り、平成30年度入試から単位制となり、県内全ての学区から受験できるようになった。 校訓は「百折不撓 自彊不息」である。特に「百折不撓」は校歌の1フレーズにもなっていて、岐高生の意識に深く根付いている。

アクセスはあまり良くはなく、岐阜駅からも遠いため、7~8割の生徒が自転車で通学している。 西野町、西野町7丁目、都通り1丁目が最寄りのバス停であるが、西野町バス停からは少し距離があり、逆にあまり知られていない都通り1丁目はかなり近い。

偏差値は71言うまでもなく岐阜県トップであり、2位である大垣北高校、多治見北高校が67で、かなりの差がある。 これは、岐阜県の優秀な高校生の他県有名私立への流出も原因と考えられる。

岐阜高校での学習

平成30年度から60分6限制を採用している。

65分5限制であった昨年度に比べて学習時間が長くなり、部活動の時間が少なくなった。

2年次から文理でクラス分けがなされ、文系、理系の中でも理科や地歴の選択ができる。

特に理系で地歴を自由に選択できる高校は数少ない。

また、国公立文系希望者への配慮から、文系は地歴Bを二科目履修する。

他の高校はB科目とA科目を履修するのが多く、二次試験に地歴が二科目必要な東大文系を受けることがほぼ不可能となっている。

東大に行きたいという気が少しでもあるならば、岐高を目指すべきだ。

また、賢い生徒を集めるクラスはないが、感覚的には人間関係重視でクラス分けがなされているため、クラス間の学力差や雰囲気の差は計らずとも生まれてしまう。

生徒全体の学習意識が高く、早い人では入学時から受験を意識している。

そのため、休み時間には先生に質問しに職員室まで行く生徒もよく見かける。

生徒間での教え合いも多々あり、成績を伸ばす環境が整っている。

宿題はあまり多くなく、少し提出が遅れても先生に直接言えば許されることが多い。

こなす宿題ではなく、ちゃんと勉強になる宿題という意識は教師側にもあるようだ。

もちろん、遅くなりすぎると成績に影響するので、計画的にやらねばならない。

英語の授業では、毎回小テストが実施され、不合格になると追試を休み時間に受けに行かなければいけない。

合否は先生が記録しているため、放置すると成績が落とされてしまったり、強制補修に参加させられたりすることもある。

岐高の英語の小テストは古文単語などと比べてもずば抜けて厳しく、多くの生徒は小テストのために勉強するため、知らない間に力がついていく。

岐高のセンター試験の平均点は平成30年度入試で7割5分を超えており、8割近い年もある。 全国的に見ても高い水準にある。だが、9割を軽く超える生徒も少なからずいるため、上位と下位の差が大きいことも現状としてある。

岐阜高校の進学実績

平成30年度入試結果

http://school.gifu-net.ed.jp/wordpress/gifu-hs/wp-content/uploads/sites/7/2018/04/H30nyuushikekka.pdf

ここに平成30年度入試結果が記載されている。なお、私立大学は受験人数ではなく受験数、合格数となっているため、1人の生徒が複数学部合格して数が増えている大学もある。 だが、それを加味しても、素晴らしい実績を残しているといえよう。

文理問わず、国公立大学受験者が多いことも特徴である。先ほども述べた通り、文系国公立受験者への配慮があるため、科目的には独学なしでどの大学も受けることができる。

英作文や記述問題の添削は、教師がとても熱心に対応していて、実力が大きく伸ばせる。

一方で、小論文や面接指導は教師によって差がある。

その指導を専門としてはいないため、教師の気力が違い、当たり外れがあるから、受験科目に小論文や面接がある方は注意してほしい。可能ならば、良い教師に頼むか、小論文添削ができる塾へ通うことを勧める。

毎年、岐高では有名私立からの指定校推薦の募集がある。

かなり多くの大学から募集があり、おそらく毎年多く余ってしまっているだろう。

1年次から成績を高く保てば、慶應や早稲田などへの指定校による進学も考えられる。

有名な大学なら奨学金も充実しているため、積極的に狙うのも良いだろう。

指定校が余る現状としては、やはり生徒全体の意識とプライドの高さがあるだろう。

そのため、毎年多くの生徒が浪人を決め、高いレベルの大学への進学を目指す。 私立大学に合格していても蹴って浪人する生徒は特に理系に多く、他の高校との大きな違いである。

岐阜高校を考える人の併願校

岐阜高校は岐阜県最難関の高校ということで、岐阜市内だけではなく、各務原や羽島、大垣などからも通っている子が多い

例えば大垣北高校や岐阜北高校など、地元の一番の高校か岐阜市で2番目に難しい高校と比較して、岐阜高校を受験するという人は多そうだ。

岐阜高校を考えている人はあわせて大垣北高校や岐阜北高校も確認しておこう。


【偏差値67】大垣北高等学校の情報まとめ


【偏差値66】岐阜北高等学校の情報まとめ【生徒の声あり】

 

一方で併願校に関しては私立の鶯谷高校を受験する人が非常に多い。

特に岐阜高校を狙う子に関しては、鶯谷高校で特待生を取ることができるかどうかが一つの指標となることは間違いない。前哨戦として受験することをオススメする。


【偏差値63】鶯谷高等学校の情報まとめ【生徒の声あり】

岐阜高校の行事

4月 入学式・対面式
5月 遠足(全学年)
球技大会(全学年)
7,8月 林間学舎(1年生)
8月 at東大(希望者)
エンパワーメントプログラム(希望者)
8,9月 岐高祭(全学年)
10月 修学旅行(2年生)
2月 生徒会行事(1,2年生)
3月 卒業式・離任式
海外研修(希望者)

赤字が各学年最大の行事となっている。卒業生の思い出も、これらが語られることが多いようだ。

林間学舎活動

1年次の夏休みに2クラスずつ合同で、奥飛騨にある岐阜高校が所有する林間学舎で2泊3日の活動を行う行事。

乗鞍岳登山やBBQ、グループレクリエーションなど、楽しい活動がとても多い。修学旅行が岐阜高校には二度ある、といった感覚だ。

修学旅行

2年次の10月に、3泊4日で長崎へ行く。

言うまでもなく、3年間で一番記憶に残る行事だ。

活動内容は年によって若干の差はあるが、長崎市内研修やハウステンボス、平和学習などさまざまな活動がある。

スの中から旅館での夜まで、全てが思い出になるはずだ。

岐高祭

1年に1度のビッグイベント、文化祭と体育大会の3日間を合わせて岐高祭と呼ぶ。

特に3年生はほとんどの部活が夏休み前には引退を迎え、クラス全員で岐高祭に向けて準備するため、3年次最大のイベントとされている。

文化祭について、1年生は基本自由にクラスで企画し、2年生は映像作品、3年生は劇をする、といった形。

体育大会は、玉入れや借り物競走などの定番の競技から、棒倒しやリレーなどの白熱する競技まで、さまざまなものがある。

どの学年でも、とても楽しめる3日間d。 ちなみに、平成29年度からクラスでの食べ物販売が禁止とされ、一般公開もされていない。

この他にも、球技大会や遠足、希望者での東大研修や海外研修、外国人と交流するエンパワーメントプログラムなど、楽しく、自分を伸ばせる行事が数多くある。

岐阜高校の部活動

運動部が15、文化部が16、局や應援團等を合わせて4、計35の部活動がある(男女の区別なし、チアリーディング部は運動部にカウントした)。

全員が部活に所属する必要はない。勉強しなければならないなどの理由で、多数無所属の生徒も存在する。

グラウンド、体育館、テニスコートは曜日によって各部の利用できる範囲が決められている。

それぞれの部が、決められたスペースで効率よく練習している。

文化部は兼部者が多く、曜日によって参加する部活を決めている。 また、調理部は希望者多数のため、抽選が行われる年もある。

練習が大変な部活は、硬式野球部、バスケットボール部、サッカー部、吹奏楽部、音楽部である。

しかし、大会が近づくとどの部活も練習は多く、長くなる

また、文化祭前には文化部が準備に追われ、特に多くの人が集まる書道パフォーマンスをする書道部は夜遅くまで準備をする。

毎年岐高は科学の甲子園で良い成績を残しているが、メンバーは校内で選抜されていて、自然科学部が必ず出場できるということではない。

とはいえ自然科学部も素晴らしい成果を残しており、その中からメンバー入りする生徒も多い。

應援團は、1年生は各クラスで1人か2人選出し、硬式野球部の夏の大会以降は希望者が残る形になっている。

体育大会の団長やセンター試験激励の水ごりなど、應援團でしかできないことも数多くあり、ぜひ参加を勧める。

生徒の声

慶早進学塾に実際に岐阜高校に通っている生徒や教え子がいる。

彼らの岐阜高校への感想をまとめておいたので、岐阜高校を検討している人はぜひ確認していただきたい。

テニスコートを始め、施設が綺麗で良かった。高1の時に行く林間学舎が本当に楽しかった。

科学の甲子園で優勝した人たちなど、周りのレベルがやっぱりかなり高い。逆にプライドが高い人は少し多めかな?でも切磋琢磨できる環境が整ってると思う。先生も優しい人が多くて、オススメの高校です。

H.Mさんより。

 

まとめ

県内トップ校ということもあり、生徒全体の学習意識は高く、また、自由な校風のため、生徒はのびのびと高校生活を楽しんでいる。

文武両道を掲げ、高い成績を残している部活動もある。 一方で、生徒間の成績差が激しく、肩身の狭い思いをしている生徒も多いのが実状だ。

今回記事を執筆するに当たって、一部岐阜高校ホームページを参考とした。部活動の詳細など、こちらと合わせて高校について知っていただきたい。

出典:岐阜高校ホームページ

http://school.gifu-net.ed.jp/wordpress/gifu-hs/

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