【偏差値54】岐阜東高等学校の情報まとめ

このページは、岐阜東高等学校についての基本的な情報を提供するものである。

これから入学試験を迎える受験学年の生徒諸君や、その親御様にぜひ読んでいただきたい。

岐阜県では、平成30年(2018年)より全日制普通科の高校入試において、全県一区制を導入することになった。

これにより、受けられる高校の制限がなくなり、岐阜県民であれば自由に通いたい高校を選ぶことができるようになった。

以下、岐阜東高等学校について紹介していこう。

学校情報

所在地 岐阜県岐阜市野一色四丁目17番1号
設立 1957年

教訓
「英知」を磨くこと、「自立」を目指すこと、「品位」を尊ぶこと、「情熱」を重んじること

教育目標
知性と教養あふれる人間性を育成し、何ごとも最後までやりぬく人材を社会に送り出すこと。
合理的・能率的な学習指導を推進するとともに、個性と能力を伸ばし、国際社会で活躍できる有為な人材の育成に努めること。

学校目標 chime to chime 授業を大切に!

  • 学力・適性に応じた進学指導の徹底
  • 学習・生活両面にわたる基本的な生活習慣の確立
  • 生徒会・学級活動・部活動等による自主性・社会性の育成

 

アクセス

岐阜バス

  • 水海道線:「富田学園前」下車
  • 尾崎団地線:「富田学園口」下車徒歩5分
  • 岐阜各務原線:「富田学園南口」下車徒歩5分
  • 岐阜八幡大洞線:「野一色」下車徒歩8分

JR高山線

  • 「長森駅」下車徒歩10分
  • 岐阜八幡大洞線:「野一色」下車徒歩8分

名鉄各務原線

  • 「手力駅」下車徒歩20分

 

生徒数

1年生 283人
2年生 229人
3年生 224人

学科:全日制普通科

進学コース(3教科型受験コース)

主に難関私立大学を目指すコースで、文系では国語、英語、地歴、公民理系では数学、英語、理科を重点的に学習する内容となっている。

2年次に進級の際、5教科の学力が優れている場合は、蛍雪コースへの変更も可能である。

蛍雪コース(5教科型受験コース)

主に国公立大学と難関私立大学を目指すコースで、2年次に文系と理系のクラスに分かれる。共に7限授業を実施し、受験に必要な科目の授業時間が多くなっている。

習熟度型学習や選択別授業を実施し、生徒それぞれの進路に向けた指導を行えるように工夫を凝らしている。

また、2年進学時のクラス選択の際に、進学クラスへの変更も可能になっている。

特進コース

中等部からの進学者専門のコースとなっている。

 

概要

1957年に学校法人富田学園から、岐東高等学校が男子校として設立され、普通科商業科が設置された。

その後、1961年に機械課が設置され、翌1962年に岐阜東高等学校に改称され、同時に蛍雪コースが設置された。

1970年には機械課コースの募集が停止され、1992年に岐阜東中学校が設立され、中高一貫高となる、翌1993年には商業科が廃止され、普通科のみの学校となった。

本学は金華山の南東に位置しており、周りには岐阜県立長森中学校や、岐阜県立衛生専門学校、岐阜県総合医療センターなど、様々な学校や医療施設があるいわゆる文教地区である。

 

教育の指針としては「やりぬく精神」をテーマに「英知(WISDOM)」を磨くこと、「自立(INDEPENDENCE)」を目指すこと、「品位(NOBILITY)」を貴ぶこと、「情熱(GUTS)」を重んじることを教訓とし、それぞれの英語の頭文字をとって”WING”として60年間学生を育て続けている。

教訓から目指すことは、国際社会で活躍する人材の育成であり、学力や個性に応じた進路指導を徹底することや、生徒会や学級、部活において自主性社会性を学ばせることに力を入れている。

偏差値

偏差値は54。学力の差別化が顕著であり、勉強をするクラスとしないクラスとで大きく偏差値も変わってくるようだ。

毎年10名程度、岐阜大学への合格者を輩出しているが、学校の勉強だけではなく、入学時から先を見据えてしっかりと自習を重ねる必要がある。

一方で、学校の宿題の量が多く、なかなか自習の時間を確保することが難しいという意見もある。

入試情報

入試の方法は、大きく分けて2つ「一般入試」と「推薦入試」がある。

一般入試では国語、英語、数学、理科、社会の5教科型で、各100点満点の内容となっており、英語はリスニングも出題される。

推薦入試は専願式で、中学校校長の推薦が必要。調査書と推薦書、面接と作文(800字)から総合的に評価される。

2018年度の募集人員は、蛍雪コース(男子・女子)で90名。進学コース(男子・女子)で155名となっている。

 

詳しい内容は、下記の岐阜東高等学校HPを参照して欲しい。

http://www.gito.ed.jp/prospective/2017/10/30.php

 

 

合格実績

去年の実績は以下の通り。

山形大学    1名
信州大学    2名
富山大学    3名
金沢大学    1名
岐阜大学    10名
愛知教育大学  3名
名古屋大学   1名
滋賀大学    2名
静岡県立大学  1名
慶應義塾大学  1名
早稲田大学   1名
愛知大学    13名
愛知学院大学  18名

 

ほぼ全員が4年制大学への進学を希望しており、その割合は全体の9割に上る。

直近5カ年の実績では、東京大学や一橋大学、名古屋大学や岐阜大学等の国公立大学への進学者を出している他、慶応義塾大学や早稲田大学といった難関私立大学への合格者も出している。

また、もっとも進学者が多い大学は愛知学院大学だった。

東海圏の有名な私立大学なので、東海圏での就職を考えている学生にとって決して悪い進学先ではなく、総じて合格実績はいいと言えるのではないだろうか。

 

 

部活動

運動部

  • 野球部(男子)
  • ハンドボール部(男子)
  • ソフトボール部(男子)
  • サッカー部(男子)
  • 男子バスケットボール部
  • バドミントン部(男女)
  • 女子バスケットボール部
  • 男子バレーボール部
  • テニス部(男女)
  • 女子バレーボール部
  • ソフトテニス部
  • 剣道部
  • 空手同好会
  • 水泳同好会

文化部

  • 放送部
  • 電算機部
  • 写真部
  • 生物科学部
  • 茶華道同好会
  • 吹奏楽部
  • ギターマンドリン部(富田学園)

実績としては、硬式野球部が1964年第36回選抜高等学校野球大会甲子園に出場している他、ハンドボール部が、東海大会やインターハイに出場し実績を出しており、国体の選手を輩出している。

文化部では、放送部が第64回NHK杯全国高校放送コンテスト出場を決め、45年連続全国大会出場が決定している。

校則

校則は厳しい方だと言える。

学校内での携帯電話の使用は禁止されており、毎日朝のホームルームの時に一時没収され、帰りのホームルームで返却される。

しかし、学校での使用が禁止なので、返された後も学校で使用しているのが見つかると取り上げられてしまうそうだ。

通っている生徒から聞いた話だが、クラスの友達と連絡先を交換するのも一々外に出てからなので、円滑に進まなかった経験があるという。

2ヶ月に1回程度頭髪検査が実施される他、学校指定の靴がローファーなのだが、それ以外の靴、例えば運動靴など履いての登下校は禁止されている。

その他、不要物の持ち込みは禁止されており、トランプなどの遊具や漫画や雑誌も厳禁だ。

校則が厳しい反面、真面目な生徒が育つのかもしれない。

特色

本校の伝統行事の一つに、毎年5月に実施される強歩大会というものがある。

これは、岐阜東高校から各務原市民球場まで歩き、また折り返して校舎まで戻ってくるというもので、実に20㎞以上歩くことになる。

本校が掲げる学校テーマの一つ「やりぬく精神」を鍛えるという狙いもあり、そのため”競歩”ではなく、強歩となっているのだろう。

また、学校図書館は岐阜市内の中・高等学校トップの5万5千冊の蔵書を誇り、全国的にみてもその蔵書量は圧倒的だ。

学校に通っている生徒の他に、保護者や関係者にも一部解放しているそうだ。

修学旅行は高校2年生の3月に実施される。

多くの学校が6月付近に修学旅行を済ませる中、2年生が終わるタイミングでの修学旅行は珍しい。

9月には飛翔祭という名称の文化祭と体育祭が実施される。クラス毎の演劇や生徒会や生徒たちによる自由企画として模擬店が出されるなど、学校を挙げて盛り上がる一体感のあるイベントだ。

その他、各部活動が頻繁にコンクール等に参加しており、写真コンクールや高校生の生け花大会など、校内の活動に留まらず、積極的に校外へと活動の幅を広げていることは素晴らしい。

 

10月と11月には2ヶ月に渡って学校見学会が実施されている。

受験学年である3年生だけでなく、1・2年生も積極的に受け入れているので、興味がある人はぜひ足を運んでみて欲しい。

 

以下、1年間の行事スケジュールをまとめた。

4月 入学式
5月 強歩大会
6月 球技大会
9月 学園祭・体育祭 遠足
10月 学校見学会 校内弁論大会
11月 学校見学会 芸術鑑賞会
1月 センター試験激励会
3月 修学旅行(沖縄3泊4日)

 

今回、この学校行事については、学校法人 富田学園 岐阜東高等学校のホームページを参考にさせていただいた。

学校行事の様子など、写真を交えて校内の様子を詳細に発信している。

この記事を読み興味を持った方は、ぜひリンク先を訪れてみて欲しい。

 

出典:学校法人 富田学園 岐阜東高等学校HP

http://www.gito.ed.jp/

 

 

まとめ

 

校則こそ厳しいが、学生の成長を促す校則や学校の風土を感じとり、総じていい学校だと私は判断した。

高校生という大人に向かう思春期真っ只中において、受ける影響は大人になっても強く残りその後の人生に多大な影響を与えるものである。

学校がしっかりと制度を設け、生徒を管理し、育て上げることが本校には出来ていると私が感じたことが、いい学校だと判断した最たる動機である。

日本国内に留まらずに活躍できる人財を育成していける学校が、「岐阜東高校」なのではないだろうか。

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