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学校情報
所在地:〒461-0003 愛知県名古屋市東区筒井一丁目2-35
TEL:052-936-5112
設立:1888(明治21年)11月7日
共学・別学:男子校
課程:全日制
設置学科:普通科
制服:学ラン
生徒数:約1300人(全学年)
HP:http://www.tokai-jh.ed.jp
アクセス:
・地下鉄
桜通線「車道」駅下車1番出口から徒歩10分、東山線「千種」駅下車1番出口から徒歩15分
・JR
中央本線「千種」駅下車地下改札口から徒歩15分、「大曽根」駅南改札口から徒歩17分
・名鉄
瀬戸線「森下」駅下車徒歩12分
・基幹バス
「徳川園新出来」下車徒歩4分、「山口町」下車徒歩7分
・市バス
「東区役所」下車徒歩5分、「建中寺東」下車徒歩4分、「百人町」下車徒歩3分、「桜通車道」下車徒歩10分
出典:東海高校HP 交通アクセスより
http://www.tokai-jh.ed.jp/profile/06.html
教育内容
宗教情操教育
東海学園は法然上人の開かれた浄土宗によって設立され、130年にわたって生命尊重の仏教精神に基づく教育を一貫している。
これは、あらゆるものの命の尊さに目覚め、自他の命を大切にし、真の平和を求める精神を意味する。
本校はこれらの教育精神のもと、二度と帰って来ない一度限りの「今」を大切にし、他の命によって支えられ、生かされている自分を自覚し、共に生かし生かされ合う「共生(きょうせい・ともいき)」の心を持った人間に成長するための宗教教育を行っている。
本校が行う宗教教育とは宗教情操教育であり、宗派教育ではない。
宗教儀式などについては、浄土宗立の学校であるため浄土宗の定めに従って行うが、決して浄土宗の信者を養成するためのものではない。
本校では、宗教情操教育を一宗教や一宗派の枠にとらわれるのではなく、すべての人々にとって大切な教えであると考え、仏教精神を通して次代を担う心豊かな人間育成を目指している。
学習指導とカリキュラム
文理選択と習熟度別クラス編成
高校2年生から文系・理系コース別および習熟度別にクラスを編成し、生徒の希望する科目を選択しやすくしていて、進級については冊子「大学をどう選ぶか」を配付して丁寧にガイダンスを行い、生徒の意見を尊重してコース選択を行う。
また、進路や学力に応じて少人数クラスも設け、大学進学への可能性を最大限に広げるための学習指導を展開している。
そのほか、本校の同窓生や大学の先生、医師、企業の方々を招いた講座を開催し、職業観や人生観、体験談、アドバイスなどを聞く機会も設けている。
グレード制授業
英語と数学については、生徒の自主申告を基本に初級・中級・上級に分かれたグレード制のクラス編成を行っている。
これは、能力はあるのにちょっとしたことでつまづいている生徒の「やる気」を引き出し、さらに持続させる力を養うことを目的としており、生徒たちは自分のレベルに合った授業を受けることで授業内容を着実に理解し、自信を高めていく。
小論文指導
幅広い分野からさまざまな形式で出題される小論文入試に対応し、国公立大学の後期日程を中心に小論文指導を行っている。
各教科の担当教員で構成された小論文委員会が、志望者の多い大学や学部に重点を置いて独自の冊子を作成し、生徒一人ひとりに合わせた指導を展開する。
校内小論文模試を年2回実施するほか、地理・歴史・公民の分野においては論述入試対策として年間を通じて添削指導を行い、入試を想定した実践的指導で実力の定着化を図る。
冬季特別授業
高校3年生を対象として、大学入試センター試験後の1月後半~2月に実施し、1講座につき1時間半の集中講義で、各教科の特別授業に加えて小論文講座も行い、最後の追い込みを全面的にバックアップする。
偏差値:75
東海高校の偏差値は75である。
参考) 岐阜高校 71 多治見北高校 67 大垣北高校 67
※岐阜県の生徒がみることを想定して作成してるため、愛知の公立校は割愛する。
主な併願校(私立):滝高校 72 名城大付属高校(スーパーサイエンス) 68 鶯谷高校(英進I) 63
近辺(愛知・岐阜)に、他に東海高校以上に難しい高校がないため、滝高校や岐阜高校が主な併願校になると考えられる。なお、岐阜では、岐阜高校と東海高校の両方に合格した場合、岐阜高校へ進学する生徒が圧倒的に多いようだ。距離の問題や、私立と公立の違いもあるのだと考えられる。
主な進学実績(平成30年度)
<国公立>
東京大学 30名(2) 京都大学 38名(4) 名古屋大学 59名(36) 北海道大学 5名
東北大学 6名(3) 一橋大学 1名 東京工業大学 4名 名古屋市立大学 28名(19)
岐阜大学 21名(14) 三重大学 5名(2) 大阪大学 6名(1) 東京医科歯科大学 4名(3)
福井大学 8名(6) 山梨大学 6名(6) 広島大学 3名(2) 奈良県立医科大学 2名(2)
京都府立医科大学 2名(2) 横浜市立大学 1名(1) 九州大学 3名 信州大学12名(8)
大阪府立大学 5名 名古屋工業大学 7名 神戸大学 2名 横浜国立大学 6名 ほか
<私立>
慶応義塾大学 59名(3) 早稲田大学 79名 順天堂大学 3名(3) 愛知医科大学 15名(13)
自治医科大学 1名(1) 関西医科大学 2名(2) 岩手医科大学 1名(1) 東京医科大学 1名(1)
藤田保健衛生大学 33名(29) 金沢医科大学 3名(2) 東京慈恵医科大学 1名(1)
日本医科大学 1名(1) 大阪医科大学 4名(4) 近畿大学 25名(1) 南山大学 25名
東京理科大学 59名 上智大学 6名 青山学院大学 13名 中央大学 63名 明治大学 56名
法政大学 22名 立教大学 7名 名城大学 58名 同志社大学 86名 立命館大学 63名
関西学院大学 10名 関西大学 18名
<大学校>
防衛大学校 1名 防衛医科大学校 4名(4)
※( )は全て医学部医学科
日本で医学部合格者数No.1の学校なだけあって圧倒的な医学部医学科の合格率をほこることがわかる。
部活動
運動部
・野球部 ・サッカー部 ・陸上競技部 ・弓道部 ・ワンダーフォーゲル部
・アーチェリー部 ・バスケットボール部 ・テニス部 ・柔道部 ・スキー部
・ハンドボール部 ・ゴルフ部 ・バレーボール部 ・卓球部 ・剣道部 ・水泳部
・バドミントン部
※高等部からの部
・山岳部 ・アメリカンフットボール部 ・釣同好会 ・馬術部 ・自転車同好会
・ラグビー部 ・ボウリング同好会
文化部
・文系部 ・無線研究部 ・地学部 ・吹奏楽部 ・郵便友の会部 ・合唱部
・オーケストラ部 ・数学研究部 ・ジャグリング同好会 ・歴史研究部 ・生物部
・弁論部 ・書道部 ・写真部 ・天文部 ・将棋部 ・ディベート部
・交通研究同好会 ・科学部 ・宗教研究部 ・美術部 ・ESS ・放送部 ・園芸部
・演劇部 ・軽音楽同好会
※高等部からの部
・映画研究部 ・電波科学研究部 ・交通同好会 ・新聞部 ・図書部 ・模型同好会
・社会研究部 ・漫画研究部 ・第二外国語同好会
放課後になると大小さまざまな同好会、愛好会、部が校舎のさまざまな場所で思い思いに活動を開始する。特に歌劇部は全国的に有名で、公演のたびにテレビからの取材や各界の著名人が来訪される。
吹奏楽部は吹奏楽コンクール名古屋地区大会で毎年銀賞銅賞
主な年間行事
4月:入学式、新入生歓迎会、釈尊降誕会 、健康診断
5月:レクレーション大会、椎尾弁匡杯全国高校弁論大会、ウエサカ (お釈迦様のまつり)
6月:修学旅行(2年)、遠足(1,3年)、芸術鑑賞会(1,2年生)、サタデープログラム
7月:夏季休業
8月:美杉アカデミックキャンプ(1,2年生希望者)、山上の集いin東北
9月:創立記念祭(体育祭・文化祭)
11月:7日:創立記念式典・追悼会(ついとうえ)、研究&仕事紹介講座
12月:卒業授戒会(3年生)
1月:御忌会(ぎょきえ)
2月:サタデープログラム
3月:卒業式
<文化祭>
中学の九月祭と同日開催。クラス企画、演劇、音楽祭、クラブ発表、パフォーマンス、模擬店(3年生)など、多彩な企画で2日間で1万人を越える来校者を迎える本校の一大行事。各クラスでは5月から準備を開始、仲間と協力し、 時には意見をぶつけ合いながら煮詰めていく。
文化祭への力入れ方が異常で、1クラス十万円ほどの予算が使える。なので、クラス全体がやる気になればかなりのことができる。
<体育祭>
運動委員会が中心となり、校外の施設を貸し切って行うスポーツイベント。
定番のソフトボール、テニス、卓球、バスケットボール、100M走、リレーのほか、フリスビー、綱引き、大縄跳び、5人6脚などの競技、秋空の下、学校全体で汗を流す一日
<美杉アカデミックキャンプ>
三重県にある本校のセミナーハウスで行う2泊3日のキャンプで、ゼミ形式で行い教師や友人と議論を深める。
出典:東海高校HP 学校行事より
http://www.tokai-jh.ed.jp/life/index.html
東海高校はどんな学校か
進路、進学に関してはどうなのか?
東大は学年70番、京大は150番、東工大、阪大は200番、名大は250番くらいまでなら合格する。
学年で平均程度の点数を取っていれば名古屋大学などのそこそこのところには行ける。医学部進学者が多いが、進路指導で医学部行くようにと指示をされているわけではなく、成績が良いから医学部に行くという傾向があるようだ。
学校側からの志望校の指示は一切なく自由に決めることができる。
校則は厳しいの?
県内1、2を争う緩さである。高校の校則はあってないようなもので、上の服は制服で来なくても怒られることはない。
ただし、髪染めなどの度を超えた行為は禁止である。
また、中学ではスマホの持ち込みが禁止だが高校では自由である。
しかし、自由であるということはそれを校内で使いたい放題していいということではなく、自分でしっかり制御することを期待されているということである。
校舎や施設はどうなの?
図書館や講堂、体育館はもちろん、スポーツジムの設備が整った部屋や、文化財に指定されている明照殿など、さまざまな施設がある。
また、食券式の食堂があり、校内に文具や本、スポーツ用品が売られている。
図書館が過ごしやすい環境で、蔵書数も非常に多い。
入試について
https://school.js88.com/scl_h/22011270?page=9
入試問題については上記のサイトを参考にしてほしい。
学科・コースについて
普通科のみ。
募集人数:40名(男子のみ)
提出書類:入学志願票、調査書
入試科目:国語、数学、英語(ヒアリング問題含む)、理科、社会
受験料:12000円
試験の時間割:各科目50分
1限 国語 9:00~9:50
2限 数学 10:10~11:00
3限 英語 11:20~12:10(聞き取り問題を含む)
4限 理科 13:00~13:50
5限 社会 14:10~15:00
入学金:200,000円
授業料:36,000円(1ヶ月あたりの学費)
入試で受かるにはどうすればいいか
教科書レベルの基本レベルの内容は一気に頭に落とし込んで、トップの公立高校なら当日の入試において素点で楽々合格できる実力をつけることが急務である。
他の難関私立高校と比べ、教科書以外の記載を覚えることよりも思考力が必要になってくる問題が多い印象だ。
例えば、難関校の問題にも、教科書範囲を超えた問題についてその範囲をカバーしていないと確実に取れない問題と、思考によって取れる問題がある。東海高校の入試では後者がより多い傾向にある。
数学なんかは図形問題の出題が多いので、早慶の付属校や東海高校と同じくらいの難易度の高校の過去問や高校への数学で演習を積むのも良い。
また、英語や理科もバラエティーに富んだ問題の出題なので、教科書レベルの内容を完璧にした後に最高水準問題集や国立高校・難関私立高校入試対策上級問題集などで演習を積むと良い。
東海高校は東海地区屈指の難関校で勉強ばっかしてるイメージが強いかもしれないが、そんなことはない。みんな自由でのびのびとした学校生活を送っている。
部活動も他校より圧倒的に多く、やりたい部活が必ず見つかる。
また、自由放任的な校風であり生徒の自主的な行動を縛り付けるような厳しい指導などをほぼ行っていないので自分のやりたいことを存分にできるというところも良い。
教師も生徒も個性が強くて、面白い人が多いので素晴らしい学校生活を送れることだろう。
医学部合格者数全国No.1なだけあるので、もし将来医師を志しているのであれば是非とも受験を検討してほしい。
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